2018年8月審査通過。Googleアドセンスの審査用ブログの見本と合格するために注意すべきこと。
- 2018.08.16
- ブログについて

2018年5月からこのブログを開始しました。Bloggerからのアップグレードを目指し、6月にGoogleアドセンスの審査に出しましたが、ことごとく非承認。どうしても合格したく、新たに審査用ブログを作り、8月に無事Googleアドセンスを利用できるようになりました。この経験をぜひ伝えたく、実際に合格した審査用ブログを公開します。また、合格するために注意すべきことも記事にしました。この記事がアドセンス審査に通過、合格できず困っている人の助けになれば幸いです。
理想や目標とするブログでは審査は合格しない
アドセンスのフォーラムでは毎日審査に合格しないとの質問があります。質問者のブログを確認すると、素晴らしいデザインと記事の場合が多いです。デザイン、記事の内容、文字数など噂で言われているハードルはクリアーしているはず。それでも何度も審査に落ちるのです。
理想や目標とするブログに少しでも近づけようと努力してもアドセンスは合格できません。むしろ、やればやるほど遠ざかっていくのです。
今のアドセンス審査は非常に厳しいです。アドセンス広告を利用しているプロブロガーのサイトでさえ、今の審査に出せば不合格である可能性は高いです。まずは現実を知るべきです。
AdSenseヘルプフォーラムでのアドバイスは無意味に近い
アドセンスに通過、合格しない人々の駆け込み寺、AdSenseヘルプフォーラム。エキスパートやトップレベルユーザーからの返信も早くとても助けになります。しかし、アドセンス審査に合格するかどうかの相談は無意味に近いです。
アドセンス審査の方法はブラックボックスですし、通過しなかった時の原因は特定できません。エキスパートやトップレベルユーザーや相談にアドバイスしてくれるユーザーはここ最近のアドセンス審査に通過したのではありません。遠い昔、無料ブログでも審査できた時代に合格している可能性が高いです。返信してくれるのはありがたいですが、合格するためのアドバイスはほとんど残念ながら無意味なのです。
運営期間やPV数は関係ない
自分はドメイン取得してから3週間後に審査に出して、5日後にアップグレード承認メールが届きました。独自ドメインを取得してからわずか1ヶ月です。PV数は申請時1日1~3。審査に出してからPV数0の日もありました。この事実を考えると、運営期間やPV数は関係ありません。
何度もブログをしていますが、30記事くらいで1日のPV数が2桁になるのは稀です。PV数がある程度必要なら、100記事くらいないと審査に出せません。PV数0でも記事が揃ったら迷わず申請してしまいましょう。
Googleアドセンスの審査用ブログの見本
下記のブログが審査用ブログの見本です。2018年8月にBloggerからのアップグレードの審査を通過しています。実際にアドセンスの広告が利用されているのが何よりの証拠です。審査を合格するために試行錯誤し、シンプルな構成のブログが一番という結論に達しました。申請時のブログスペックについて説明します。
記事数:21記事 総文字数:42,957文字
審査に出した時の記事数は21記事です。総文字数は42,957文字、1記事の最高は2,856文字で最低は1,435文字。固定ページ以外で1,000文字以下の記事はありません。審査中に2度更新していますが、2017文字と1255文字の記事でした。
合格するためのポイントは文字数にあると考えられます。実際に9記事で合格したブログを見ましたが、1記事の文字数は軽く5,000文字を超えていました。1記事5,000文字なら9記事でも45,000文字になります。内容の濃い、記事40,000文字程度を書く必要があると考えられます。最低7記事で合格したという話がありますが、15記事くらいは用意した方が安心できます。
カテゴリは4つ(福島県のマラソン大会、県外のマラソン大会、練習方法、便利なアイテム)
カテゴリは4つにしました。メインである福島県のマラソン大会の記事を多めに、バランスを考え投稿していました。カテゴリは最低3記事は必要です。
固定ページ(プライバシーポリシー、お問い合わせ、運営者情報、サイトマップ)
固定ページは定番のもののみです。お問い合わせはContact Form 7、サイトマップはPS Auto Sitemapのプラグインを使用しています。また、Google Search Consoleへのサイトマップ送信はGoogle XML Sitemapsのプラグインを使用しました。
WordPressのテーマは無料のSimplicity2
テーマはシンプルで無料のSimplicity2です。ナビゲーションメニューのデザインを変えただけで、カスタマイズしていません。アイキャッチ画像が150px×150pxと小さく、記事もスッキリしているのでアドセンス審査用ブログに最適のテーマです。はてなブログなら、似ているデザインを探してみましょう。
審査の肝はGoogleのサイト仕様、技術要件を満たしていること
審査に落ちると、コンテンツポリシー違反を考えて、該当する記事がないかをチェックしがちですが、そもそもコンテンツポリシー違反をおかしている可能性は低いです。それよりもサイト仕様、技術要件を満たしていない可能性が高いです。
不十分なコンテンツもサイト仕様、技術要件に近く、Googleが求めているサイト(ブログ)ではないのです。記事、文字数は条件を満たしているし、著作権違反もしていないのに審査が通過しない人はそもそもブログ全体を作り変える覚悟が必要です。
審査の最大のポイントはGoogleのサイト仕様、技術要件を満たしていること。ユーザーにとってシンプルでわかりやすいサイトを作るということです。
ブログ全体で注意すべきこと
ここからは審査用ブログを製作する時にブログ全体と記事について注意すべきことです。まずはブログ全体からです。
独自性のある内容を目指す
これが一番難しい、独自性のある内容のブログ。しかし、頑張って、自分の好きなことや趣味を思いっきり深掘りすれば何とかなるはずです。地域のオススメのイベントや場所を紹介するのもいいかもしれませんし、子育てしているなら、市内で子供が遊べる場所をレビューしたっていいです。グルメなら地域限定のコンテンツがやりやすいはず。レトロゲームが好きなら、機種別にオススメを紹介するのもありです。
問題なのは雑記ブログでの審査通過を目指している人です。相当ハードルが上がります。審査用ブログで通過してから雑記ブログにすることをオススメします。
ブログ名は記事の内容に即したものにする
ブログ名はわかりやすく、記事の内容に即したものにしましょう。自身が合格したサイト名は「福島県のマラソン大会と練習方法と便利なアイテム」。そのままシンプルです。審査を通過する可能性はありますが、「〇〇の部屋」やこのサイトのような「Range Life」など自分以外は意味不明なカッコつけた横文字は止めた方がいいです。ちなみに自分では記事の内容と即している思っても、Googleがわかるかどうかは不明です。審査に合格したらブログ名は変えられるのでシンプルにいきましょう。
トップページに無駄な画像を使用しない
トップページにセンス良い画像を使用したくなる気持ちは痛いほどわかります。実際にこのサイトもトップページに木目調の画像を使用しています。これも無駄です。審査用ブログではユーザーがわかりやすく、すぐに目的の記事をクリックできるように、トップページに無駄な画像は使用しないようにしましょう。
無駄にカテゴリを作らない
ユーザーがアクセスしたいページにすぐにいけるように作らなければなりません。親カテゴリがあって、子カテゴリがたくさんあるようなブログは作らないようにしましょう。カテゴリも無駄に作らないようにして、3~4つが無難です。
カテゴリ名はビジネス、ライフハック、音楽などではなくできる限り具体的にしましょう。新入社員のビジネス作法、90年代のラテン音楽などです。
プロフィールはなぜその記事を書くのかを記載する
プロフィール(運営者情報)にはなぜブログ運営をしているのか、つまり記事をなぜ書くのかを記載するようにしましょう。記事を書くよりは簡単作業ですが、○○〇管理人は止めましょう。誰だかさっぱりわかりません。
お問い合わせとサイトマップの設置
お問い合わせは任意かもしれませんが、サイトマップに関してはGoogleのガイドに設置するように記載されています。プラグインを使用すれば簡単なので、面倒くさがらずサイトマップのページを作成しましょう。フッターからアクセスできれば大丈夫です。
記事で注意すべきこと
次は記事で注意すべきことです。見本のブログを見てもらえればわかりますが、非常にシンプルで面白くないと感じるかもしれません。しかし、極力シンプルであることが合格するために大切なことなのです。
見出しをしっかり活用する
審査を通過するには、コンテンツをユーザーにわかりやすく提供する必要があります。見出しはコンテンツをわかりやすくする重要な要素です。注意しなければならないのは<h1>タグ、見出し1は記事のタイトルのみに使用すること。また、見出しは階層になっているので、見出し2の中に見出し3、見出し3の中に見出し4を使用するようにしましょう。
基本的には見出し2、見出し3のみを上手に活用すれば大丈夫です。<h1>、見出し1はタイトルのみなので使用しない。見出しの階層の順番を守るように気を付けましょう。
無駄な改行はしない
コンテンツが不十分だと審査に通過しません。何回も審査に落とされているブログでありがちなのが、無駄に改行していることです。<p>タグは段落です。記事は会話ではありませんので、頻繁に<p>タグを使用して改行すると、完全な文章や段落になりません。
アドセンス審査に落ちまくるブログの特徴の一つとして、一行だけで改行を繰り返していたり、記事の冒頭で「こんにちは!○○の○○です!」など意味のない本当にダサい自己紹介だけで毎回改行したりしています。どうしても毎回ダサい自己紹介をしたいなら、アドセンス審査はあきらめましょう。
アドセンス広告を使用しているブログの中にも改行を頻繁にしているものがありますが、厳密にいえば、不完全な文章や段落なのです。真似してはいけません。一つの見出しに段落はちゃんとした文章で1~3つが基本です。
太字やマーカーは使用しない
ユーザーに文章をわかりやすく伝えるための太字やマーカー。良かれと思って多用するのは逆効果です。アドセンス審査はクローラーによる解析で自動的に行われています。文章に余計なタグが入っていると、不完全な文章や段落と判断される可能性があるのです。もちろん、太字やマーカーを使用して審査に通過したブログもありますが、使用しない方が無難です。
!や(笑)は極力使用しない
!(アテンションマーク)や(笑)の多用も控えるべきです。確実に合格するためには太字やマーカー同様、使用しない方が無難です。もともと雑誌や新聞、ネットニュースなどの記事に!や(笑)はほとんど使用しません。それが多用されている文章は不自然なのです。
!なら「ビックリするほど○○でした。」、(笑)なら「思わず笑いがこみ上げてきました。」という文章にした方が文字数も稼げます。
画像サイズは小さくする
アイキャッチや記事内の画像サイズは小さく方が表示が早く、ユーザーに優しいと判断されます。見本のブログはアイキャッチ画像は150px×150px、記事内の画像は300px×220pxで作成しています。画像に関しては無料のイラスト画像で十分です。プラス自分が撮影した画像があればベスト。
YouTubeの貼り付けも大丈夫です。動画はユーザーにも喜ばれるので著作権が心配な画像ならYouTubeの方が安心です。
アイキャッチ、画像の代替テキストは必ず入力する
ユーザーのためにもアイキャッチ、画像の代替テキストは必ず入力しましょう。Googleのガイドにもaltタグに必要な情報を入力するように記載されています。面倒で適当にしてしまいがちですが、意外と重要です。忘れないようにしましょう。
引用は極力控える
引用は大丈夫なようですが、個人的には使用しませんでした。Googleはコピペには非常に厳しいです。引用しているとはいえ、コピペしなければいけないこともあり、審査に合格するためには極力控えるべきだと考えられます。
タグは利用しない
WordPressでは記事を投稿時に簡単に設定できるタグ。これが曲者です。審査用ブログではタグは一切使用しないようにしましょう。20~30記事程度ではタグを設定するとユーザーがカテゴリと混乱し、わかりにくくなります。カテゴリだけで十分です。
誤字脱字をチェックする
記事には完全な文章や段落が含まれていなければなりません。このサイトも誤字脱字が酷いですが、審査用ブログでは極力誤字脱字がないようチェックしました。また、言い回しがくどいもの、明らかに文字数を増やそうとしている言い回しも訂正しています。
誤字脱字や言い回しに関しては完璧にはできません。自分なりに頑張ってチェックしてから審査に出すことにしましょう。
申請前にGoogle Search Consoleでインデックスを確認
申請前に必ずGoogle Search Consoleで全ぺーしがインデックスされているかを確認しましょう。若いドメインや運営期間が短いとすぐにインデックスされない可能性があります。インデックスされていなければ審査もされません。
1記事更新するごとにGoogle Search ConsoleのFetch as Googleでクロールのリクエストをするのがオススメです。インデックスされるのが早くなりますし、確認することができるので、安心して申請することができます。
文字数が40,000字を超えたら申請しよう
運営期間やPV数は関係ありませんので、審査用ブログの文字数が40,000字を超えたら申請するようにしましょう。審査中の更新は2~3日に一度で十分です。後は自分がやってきたことを信じて通過、合格を待つだけです。
必ずアドセンス審査は通過、合格できる
自分の審査用ブログは21記事で簡単なように見えますが、審査に出したのは、独自ドメインを取得してから、3週間後。かなりの時間を掛けています。様々な審査用ブログの見本を確認し、できる限りのことをしたので時間が掛かるのは当たり前だと今でも思います。それでもアドセンス審査は重要なポイントさえ押さえれば必ず通過、合格できます。
この記事はあくまで自分なりの分析です。あくまでアドセンス審査は自己責任。審査の可否については責任が持てませんことをご了承ください。しかし、アドセンス審査に挑戦する方は応援しますので、何か情報があれば遠慮なくお問い合わせください。長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
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